イノセンス DVDコレクターズBOX

hidariwakibara2004-10-16

いつものペリカン便のおっさんが、やけにデカイ箱を持ってきたので、東北の寒村に住む母トメがリンゴでも送ってきたのかと思ったら、アマゾンに注文していたイノセンスのDVDでした。
とにかく巨大なパッケージに驚いて、ズッシリ重いガイノイドフィギュアにまた驚きました。
巨大なパッケージは、普通に単純にピュアに邪魔だよ。ガイノイドフィギュアも人目をはばかる異様な不気味さから別の意味で置き場に困ります。正直、ちょっぴり迷惑ですよ。。。先日のトリビアの泉でやっていた、頭髪や爪が移植された等身大人形を贈られた女の気持ちが、少しわかりました。タイムリー。お嫁ちゃんが許すなら玄関に飾ろう、と考えております、フィギュア。
(参考)http://www.kyo-kan.net/archives/2004/10/_dvdbox.html
気を取り直して、DVDのレビューん。
本編は劇場で2回も見たので、とりあえずメイキング映像をひたすら見ました。
メイキングは『映像編』、『音楽編』、『プロモーション・カンヌ編』の三つのディスクで構成されています。
映像編。3Dの背景が出来上がって、3D上でのカメラワークも決まってから、セル画の作画担当が3D背景に合わせて作画するらしいです。2Dのセルだけだと幾らでもウソがつけるけれど、計算で作られた3Dの背景に合わせると、2Dのセルも歩幅や等身などウソがつけなくなるそうです。
地平線から2歩で"ここ"まで来てしまうような、物理的にはウソだけど迫力は出ている、というようなアニメならではの画面作りが、CGの導入で逆に殺されてしまう、、、。CGも一長一短ですなぁ。
音楽編。打ち込みっぽいサウンドだと思っていたら、意外に生録でした。何十人も民謡歌手を集めてホールで録音したり、巨大な採掘場の反響を利用してオルゴールを録音したり、ほほう、へへえ、と見てました。川井憲次を見てると広井王子が連想されます。ボクチンだけですか?
プロモーション編。日本とは明らかに違うカンヌの日差しの下で、外人からインタビューされまくっている監督とか、カンヌ映画祭の記録映像が楽しかったです。
結局カンヌでは賞は取れずじまい、興行的にも(たぶん)失敗、と結果は振るわず。4時間近くメイキングを見続けて、すっかり監督やスタッフに感情移入してしまっているせいで、ボクチンまで切なくなってしまいました。

映画本編はまた明日。