渋谷でショート映画のフェスティバル

emittaさんに紹介されたショート映画フェスを見てまいりました。
http://www.10dcf.jp/2004_2j.html
↑これです。この日記を書いている2/26現在、ノミネート作品一覧が公式サイト上に見つからないので薄ボンヤリした記憶を頼りに書いております。
ゾウさんを世界中に出荷している人の非情で非常な世界を描く「係り(タイトルは虚覚え)」が好きでした。決められた手順に則ってひたすらゾウを出荷するのです。来る日も来る日も辛抱強く、その作業にどんな意味があるのかも判らないまま、けれどかすかな誇りを抱いて。そして訪れる終りの日、彼はお払い箱になり、換わりの係りの人が何事もなかったように同様の職務を遂行するのです。
なんとも無情で切ないのです。でもゾウの係りの人事を預かっている係りの人のことや、その人事の人の人事を預かる係りの人も同様の厳しさと切なさに晒されているに違いないわけで、果てしない百億の昼と千億の夜を思わせるのです。

あと漢字の成り立ちをCGで見せる作品とか、囚人の爽やかアニメとか、公園で少女が食われるみたいなアニメとか。The Trainsはアイデアは凄くいい感じで、演出次第でもっと気持ちの良い作品に仕上がる可能性を感じるのだけれど、、、。