時をかける少女

hidariwakibara2005-02-20

風邪っぽいので大事をとって家で一日ごろごろしてます。別に風邪じゃなくてもゴロゴロしますけれど。で、昼間から暇なので、BS-iでやっていた「時をかける少女」を観賞。有名作なのに今まで見たこと無かったのです。
原田知世が二人の男子から好かれて三角関係だったり、時をかけたりするお話です。ですが、なかなか知世が時をかけません。予想より全然知世が時をかけないのでびっくりです。
そのうちボチボチ知世が時をかけ始めますがあまりそれを利用しないうちにクライマックスへ。恋愛描写も盛り上がらず、ここまではお話的にはイマイチ。
見所はもっぱら尾道の景色と、昔懐かしい日常描写ですな。
細い石段をなぜか素足に下駄で歩かされてる原田知世をフェティッシュに見つめたり。男子が女子を芳山君と"君"付けで呼んでいる時代感覚を噛み締めたり。体育館で白い変なブルマをはいている原田知世をフェティッシュに見つめたり。ホットパンツを穿いている女保健医に仰天したり。
ラスト間際の特撮を駆使した怒涛のタイムリープはなかなか見ごたえありです。最近の凄いCGと比べるまでもないですが、特撮ならではの不思議な異物感や凄みがありますな。
あと最後に明かされる謎も衝撃的で、おお!そんな話だったのか!とビックリしました。なめ切って無防備に見てたので衝撃も倍増です。角川映画らしい浮世離れ!ラストの余韻もイイ!
総合してかなり楽しめました。いい休日だー。
いい気分だし、30分後に始まる「僕らの七日間戦争」も見ちゃうぞ!30分後まで一眠りだ!と横になり目を覚ましたらもう夜でした。
原田知世が下駄を履かされてるの、お嫁ちゃんが言うにはつげ義春の影響らしいです。