ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜

凄く良く出来てた。
・作画はきわめて良好。豊かな表情。迫力のアクション。柔らかそうなドラえもん。
・前作で違和感を感じた「ハグしちゃお」も、２回目ということで馴染んできた
・美夜子との絆を描くシーンを増強したことで、のび太が美夜子をオトリにして逃げるシーンがより良くなってる
・追加変更シーンも原作の良いところをわきまえた上で変更されてる感じで悪くない。
・前作の「さぁお泣きなさい」ていうシーンのダメ押しのあざとさが、今回は軽減されて感動しやすくなった、気がする

って感じでホント良く出来ていた。「前作がアレだけ良かったのだから」という期待にしっかり十分応えてる完成度。
なのだが、旧作への思い入れ・思い出の美化が相まってか、それほどスッキリと面白かったー！ともならなかったな。なんじゃろね。
特に気になったのが、この地球規模の危機にドラえもん達だけで立ち向かわなくてはならない必然性が皆無なことね。旧作で、そこの所をどう説明してたのか気になって、原作コミックを確認してみたら「あなた達が地球を救うって予言で決まっているのよ！」みたいな感じだった。もともとそんなか！ボクチンが小賢しくなっただけか！みたいな。
間違いなく良作。お薦めじゃ！