電波女と青春男

・歌が良い
やくしまるえつこのエンディングも良いが、特にオープニングの"エリオ×神聖かまってちゃん"の曲が良い。ゆあんゆあんしたアレンジと、調子っぱずれなボーカルがあいまって、なんともいえない切実さを感じる。

西田亜沙子のキャラデザが良い
あきらかなオーラ。目に知性というか意思というか、ちからが宿ってる感じ。

・主人公が微妙
微妙と言うか、ハッキリ言って嫌。
このアニメを見てるオタ男達は、主人公と引き篭もりの少女エリオのどちらに感情移入するのだろうか。何だか知らんが女にモテまくってる主人公よりも、布団に包まってピザを食べている電波女に感情移入するのではないのか?
しかし彼女はキモオタの僕らと違ってルックスに恵まれている。そのルックスのせいで青春男に目をつけられてしまう。ルックスの良さを入り口に奴は侵略してくる。美人なんだからもうそれで許してくれればいいのに、ありのままを愛し受け止めてくれれば良いのに、「更正しろ」「社会復帰しろ」と言ってくる。うるさいっつーの。まったくもってロマンチックじゃない、と思う。

リュウシさんが可愛すぎる
シュウシさんが可愛すぎる。リュウシさんでいいじゃん。この娘と思う存分いちゃいちゃしなよ。したいよ。圧倒的に抜群のバランスだよ。可愛さとあざとさと真心。これが描けるところがこの作家の才能だと決めました。

・前川さんが蛇足すぎる
彼女のコスプレは本当に蛇足だと思う。昨今のアニメの文法的に明らかに蛇足。譲れない一点のファンタジー以外はリアルで固めるのが流行りです。

・女々さんがおかしい
育児放棄しているし、ジャイアントスイングかますくらいヒステリックに暴力を振るう超問題を抱えた母親であり、この物語における大きな課題である、と思ったのに、気がついたら「良い母」ということになっていた。主人公がそう語った。読解力がないのか俺は。

そんなことを思いました。おしまい。