1999年の夏休み(監督 金子修介)

全寮制の寄宿舎の夏休み。それぞれの事情で夏休みを学校で過ごす3人の少年達の前に、転校生がやってくる。その転校生は先立って自殺した少年に瓜二つだった。4人の少年が過ごす特別な季節。
自分の中で最近渦巻いている「透明で切ない青春ものを見たい!」という欲求を満たすべく、大好きなこの作品をもう一回見てみました。
少女小説的な世界が、笑っちゃうほど美しく映像化されていて、本当に笑ってしまいます。節々に覗くコダワリが、ことごとくイビツで妙だけれど、だからこそ目が離せない。好き嫌いがありそうだけれど、お勧めしたい逸品です。
今年の夏はこの映画のロケ地(どこだろ?)へ行ってみようか、と半ば本気で考えております。