きみはペット 8巻、9巻(小川彌生)

hidariwakibara2004-07-13

読了。じゅん坊さんが貸してくれました。ありがとうです。
「ぼくはペット」だったか「きみはペット」だったかすぐに忘れてしまうのですが、当然主観は女性側にあって、正しいタイトルは「きみはペット」なのです。実際にAmazonで「僕はペット」を検索すると同タイトルのポルノ小説がヒットして、ほほぅ、わかりやすい。
つまり、この作品はボクチンの方に向けて発信されてないのです。なかなか主人公スミレちゃんのマインドに入り込めないのです。スミレちゃんがいくら癒されたりラブラブしてたりしても、だって二股かけてる女だよ、ハスミさんとモモの気持ちも考えてみてよ、って思ったり思わなかったり。
そんなある日、職場チャットで知ったサイトにこんな記事を見つけました。
http://yet.s61.xrea.com/mt/archives/000102.html
セックスと風俗は別物、両者を比べるのは「巨人軍とカツ丼(どちらも好き)」を比較するようなもの、という男性の主張です。この主張と同じなのではないか、とハタと気付きました。ハスミさんとモモは共存共栄できる別物、両者を比べるなんて「巨人軍とカツ丼」を比べるくらい的外れだと。女性はそういう感覚でこのマンガを読んでいるのではないかと。両方好きなんだ、両方楽しむんだ、何せ「ペット」と「恋人」ですから、とそういうことなのです。
と言う事で、この漫画のラストはハスミとモモのどちらかを選ぶのではなく、両方と上手に付き合っていきます、という女性にとって一番魅力的な所に落ち着く可能性も結構高いな、と思いました。この予想当たったら誉めて誉めて。