ジュン―章太郎のファンタジーワールド(石ノ森章太郎)

hidariwakibara2004-10-22

60年代後半のCOMを支えた、石ノ森の代表作の一つです。台詞のほとんど無い大胆なコマ割で、少女の幻影を追いかける少年の心象風景を描き出す実験的な作品。一部で結構支持されている有名な作品なのですな。
初っ端から、どっちから読んだらいいのか判らないマンガが掲載されていて戸惑いました。ボクチンが生まれる10年も前に、マンガ表現はここら辺までは来ていたのね、というマンガ史的観点から楽しみました。通好み作品。