レテの支流(早瀬乱)

記憶を消して心機一転やり直そうとする主人公。しかし記憶消去処理を受けて以降、身の回りで奇妙な出来事が頻発するようになる。同窓生が不可解な事故で次々と命を落としたり、自殺したはずの男を目撃したり。いったい自分の周りで？頭の中で？何が起きているのか？というお話。
前半はかなり面白かったのですが、所々で話の展開の強引さが気になりました。その強引さの印象が積もり積もって、最後の方では作品に対する不信感が結構な大きさになってしまい、イマイチ楽しめず。。。
世界を駆動する法則を大胆に設定して、そのほころびが大事変に繋がっていく、っていう基本アイデアは結構好き好きですです。