ひぐらしのなく頃に 鬼殺し編

hidariwakibara2005-01-16

最近、オタク界隈で話題をさらっている同人ビジュアルノベルソフトです。
ミステリーホラーテイストのノベルで、出題編(×4)と解答編(×4)の2部で構成されています。現在、解答編の1作目までがリリースされていて、Web上では物語の真相をめぐってプレイヤー同士の意見発信が盛んなようです。
おまけにこのソフトは選択肢が全くなく、ひたすらマウスをクリックしながらノベルを読むだけ、という思い切った仕様です。それでいて十分に面白いので、ギャルゲーマー達にちょっとした衝撃を与えているようです。「ゲームでなくてもヨカッタんじゃん!」…ミモフタモ無いけれど。
というわけで、解答編が出尽くしてWeb上での熱が冷めてしまう前に!と慌ててプレイしました。エヴァンゲリオン熱よ、もう一度!
そして出題編その1「鬼殺し編」終了であります。
感想としては、出だしの日常描写がとにかく長くて辛いです!辛くて辛くて。みんなはこの部分を普通に萌え〜とかいって楽しめてしまうのかしら?ボクチンはダメだー。ボクチンはもう時代遅れなのかしら?一人ぼっちなのかしら?と不安になってしまいました。
が!そんな辛い日常を怒涛のクリックで泳ぎきり、物語がお祭りの日を終えた時点を境に、状況が一変します。
ああ、こりゃ怖いです。表面上は退屈な日常が続きますが、主人公は思い知らされます、その日常がちょっとのことで暗黒に反転する事を。その後は文章を一つ送るだけでも緊張します。どの瞬間にも悪意が噴き出してきそうです。そして怒涛のバッドエンドとばらまかれた謎。
催眠系の薬物を使った村ぐるみの犯行って感じが強いですが、呪う側・呪われる側が微妙にスライドして連鎖してる感じがコンガラガッテわかりません。軽やかに続編へ。