ラーメン二郎

hidariwakibara2005-06-20

この店では注文をするときに、野菜の量・ニンニクの量・味の濃さ・油の濃さを聞かれるんです。「注文するときにお聞きします」と張り紙に書いてあるんです。だから頭で注文を反復しながらドキドキ待っていたんです。でもカウンターの向こうの汗だくのアンちゃんは何も聞いてくれないんです。なぜですか。ボクチンの顔からやっぱり負け犬のオーラが漂っていましたか。こいつはいーや聞かなくても、ですか。アハハ何事もマニュアル通りには行かないもんですよね。甘えたボクチンの根性こそが糾弾されるべきなんですよね?知ってます知ってますってアハハやだなあ。
なんて負の妄想スパイラルに急速突入していたボクチンに向けて唐突に、「ニンニクは?」の声がかかりました!
王子からの突然の求婚に私なんかで良いの?と頬を染めながら驚きまろぶ乙女の心境で、「少なめで」と答えました。そしたら店員さんが「入れて良いんですね?」と念を押してきたのです。そんなことをあらためて問われたら「ほんとに入れてよかったんだっけ?」と不安になるのが人の性ってものです。迷い、しどろもどろになりながら「うー、あー、な、無しで」と答えてしまいました。他の野菜とか味とか油とか、聞かれることもなく、ラーメンが出てきちゃいました。
とてもおいしかったです。