電波大戦(本田透)

真実の愛を求め、2次元への完全逃避と、3次元の完全拒否(護身)を説く病的名著「電波男」の著者の対談集。
「3次元のモテの魔の手が迫って来たとき、僕らは如何にし護身を貫けば良いのか」をテーマに岡田斗司夫竹熊健太郎と対談してます。
モテの魔の手からの護身」という時点で、かなり大変な方向へこじれて来ている感じですが、中身も期待を裏切らない、脳髄にジンジン来る名言が多数とびだしてますな。
曰く「エネマグラでアニメキャラが光臨した」、
曰く「一回セックスすれば3年はオナニーで生きられる」、
曰く「たとえばダイハードより面白い女がいますか?いないでしょう?だったら女と付き合う時間でダイハードを何度も見たほうが楽しいでしょう」
共感する自分もいるし、考えすぎだなと感じる自分もいるって感じですな。特筆すべきは見世物として楽しんでもらおう、というサービス視点が常に維持されているので、気楽に楽しく読める点だと思う。これ凄く大事。