BSアニメ夜話「機動警察パトレイバー」

一つのアニメについて1時間語り明かす番組「BSアニメ夜話」の第2シリーズ全4夜が今日から開始です。1夜目の今日のテーマは「機動警察パトレイバー(劇場版)」。
このパトレイバーはボクチンにとって思い入れのある作品で、少年の頃、見終わった後に心から「面白かった」と思えた二つめの作品なのです。
ちなみに「面白い」と思えた一つ目の作品は「天空の城ラピュタ」です。見終わった後に素直に面白いって感情が溢れてきて、これが面白いって事か!と大感動。この感動を隣で見ていた母に伝えようとしたら、なんと母は隣で爆睡してるではないか!
ボクチンはラピュタから、良質なエンタテインメントが与えてくれる極上の感動を教えられたのと同時に、自分を感動させた作品が必ずしも他人を感動させるわけではない、という事実まで学ばせて頂きました。
閑話休題。その後、劇場版パトレイバーがあまりにも面白かったので、ゆうきまさみが描いているコミック版を買い漁ったのですが、読めども読めども劇場版のエピソードが出てきやしない。で、どうやらコミック版と劇場版が全くの別物であるらしい事に気付き、この劇場版の尋常でない語り口はどうやら監督の押井守って人の仕業らしいぞって事も何となく判ってきました。つまりパトレイバーで初めてアニメ作品における監督の作家性というものを意識させられたわけですな。
ってどこに向かってんだこの文章。とりあえず面白いから見てみて劇場版パトレイバー。1作目はエンタテインメント。2作目は通好み。クオリティは2作目が上だけれど、1作目のようなバランス良いエンタテインメント作品の方が生み出すのが困難そうなので、個人的には1作目を推します。